「健康住宅」とよく聞きますが、この定義を考えたことはありますか。
自然素材を使った住宅
高断熱・高気密住宅
エネルギーの効率を向上させた住宅
カビ・ダニ・温度と湿度から起因する病気の抑制
と、これらの価値観が=「健康住宅」になっているのではないかと思います。
私はNGです。国がCo2削減を掲げ、住宅性能をあげる家づくりをいつまでやるのだろうか。
Co2削減と=「健康住宅」は全く関係ないですね。
もちろん温暖化は抑止しなければなりませんが・・・。
私の生活は10年前15年前とあまり変わっていない。
通勤は決まった距離の往復
車もほぼ変わりがない
エアコンを使う頻度も特に変わってない。
昔に比べ極端に寒くなったり暑くなったわけではない。
食生活も大幅に変わっていない。昭和生まれの私は来年還暦を迎えます。
私より上の世代の人たちもそれほど生活様式が変わってないと思います。
恐らく昔を経験した人はストレスはそれほどなく、今の時代に流されて「便利だな」
くらいにしか思ってないはず。この「便利」が世の中を変えてしまったのは言うまでもないですね。
家づくりはどうかと言うと・・・
なぜか家づくりが技術の進歩とともに大きく変わりました。
国がエネルギー効率ばかりを推進して補助金を活用させCo2削減に力を入れています。
ここ最近の家づくりも、相当な過剰仕様ですね。
私はこのような住宅は「健康住宅」とは思いません。
ほどほどの寒さ暑さがあり、自然と共生し、自然に一番近い住宅が第一歩だと思います。
長くその家に住み、住み方が長期に渡って確保され、結果的に家族の健康長寿が達成され、資産価値がそこそこあれば十分に満足です。
過剰な国の施策のような気がします。
20数年前にWBHOUSEについて真剣に考えました。私の個人的な事ですが、当時から考え方は
変わっていません。自然に一番近い家づくりなんだと強く感じています。
真の省エネ住宅
真の健康住宅
そう信じてこれからもWBHOUSEを推進していきます。