WB HOUSE のしくみ
「きれいな空気」「夏涼しく冬暖かい」「木が傷まず長持ち」の３つがWB HOUSEの特長です。いったいどんなしくみが、これらを可能にしているのでしょうか？
きれいな空気のしくみ
化学物質やウイルスの多くは、湿気（水蒸気）に溶け込んだ状態で室内の空気中を浮遊しています。「WB HOUSE」の内壁は、この湿気を通す透湿壁という壁になっています。
透湿壁には1/1000mmの大きさの穴が空いており、湿気の大きさは10万分の4mmと極小なため、湿気はスイスイと透湿壁を通り抜けます。
夏は、室内と通気層の気圧の差を利用して、室内の湿気が自動的に排出されます。
冬は、室内と通気層の湿度の差を利用して、室内の湿気が自動的に排出されます。
化学物質やウイルスの溶け込んだ湿気を室外に排出することで室内をきれいな空気の状態に保っています。
そのため「WB HOUSE」は、24時間換気なしでも空気がきれいな住宅として唯一国に認定されている住宅なのです。
※国土交通大臣認定証書（認定番号RLFC-0001）
夏涼しく冬暖かいしくみ
「夏涼しい」しくみ
夏は、WB HOUSEの建物下部にある通気口が開いています。
通気口から入った空気は、床下のひんやりした空気と混ざって壁の中の通気層を上昇します。
この自然な空気の流れが、焼け込みの熱を緩和し、室内の熱気を外に排出してくれます。
壁の中を空気が流れることで、室内は熱気の影響を受けにくい快適な空間になります。
「冬暖かい」しくみ
冬になると、WB HOUSEの通気口は自動的に閉じてしまいます。
すると、外の冷たい空気は建物に入れなくなり、家の通気層の中の空気は動けなくなります。
実は空気は動かなければ、金属に比べて１万倍ほど断熱効果の高い、素晴らしい断熱材なのです。
羽毛布団やダウンが暖かいのも、空気の高い断熱効果のおかげです。
通気層の動かない空気の働きによって、WB HOUSEの室内は冬暖かいのです。
実際WB HOUSEは、寒さの厳しい北海道でも数多く建てられています。
開閉する通気口のしくみ
WB HOUSEは、各通気口に、気温の変化で伸縮する形状記憶合金を利用しています。
この形状記憶合金の働きで、夏には通気口が開き、冬には通気口が閉じるのです。
季節に応じて人が着るものを変え体温調節するように、WB HOUSEの家は季節によって温度を調節しています。
木が傷まず長持ちのしくみ
WB HOUSEでは壁の中を空気が流れるため、無駄な湿気も夏の熱気も家にこもりません。
高気密住宅の場合、湿気が屋外に排出されず、見えない場所で結露が発生し、壁や柱が傷んでしまうということが起こる場合があります。
WB HOUSEは湿気で木材が劣化しないため、家はいつまでも丈夫なのです。
このようなしくみでWB HOUSEは、「きれいな空気」「夏涼しく冬暖かい」「木が傷まず長持ち」の３つの特長を実現しています。