温室度による体感温度の変化実験データ
(冷房期間における自然室温状態でのSET*の低下量出現頻度)
実験の概要
SET*(標準新有効温度)による快適性の比較
※実験は等規模の実験棟2棟を使用し、3日間に渡って温湿度を計測しました。温湿度は日射の影響のある時間を除外して比較しています。
※実験は0.5回/時の強制換気をしている12.5帖の居室で、2人分の発熱と発湿を再現して計測しました。
※SET*(標準新有効温度)は、実験で計測された温度・湿度から、計算して求めました。
SET*(℃) | 温冷感 | 生理的状態 |
37.5 | 非常に暑い 非常に不快 | 温度調節ができない |
34.5~37.5 | 暑い 許容できない | おびただしい発汗 |
30.0~34.5 | 暖かい 不快 | 発汗 |
25.6~30.0 | やや暖かい やや不快 | 軽い発汗 皮膚血管拡張 |
22.2~25.6 | 快適 許容できる | 中性 |
17.5~22.2 | やや涼しい やや不快 | 皮膚血管収縮 |
14.5~17.5 | 涼しい 許容できない | 軽い体冷却 |
10.0~14.5 | 寒い 非常に不快 | ふるえ |
出典:空気調和・衛生工学便覧