アルゴンガスはご存じですか?
断熱性能を向上させるのに複層ガラスの中空層に使われています。
空気中に約1%弱ふくまれていてとても身近な気体です。
「ガス」と言われるきたいですから、燃えてしまったり、爆発したり、人体に有毒なのではと想像する方もいらっしゃると思います。
日常の生活では人体には影響はありません。(製品安全データシートより)

アルゴンガスは空気中に焼く1%弱含まれている気体で「不活性気体」と呼ばれている気体です。
「不活性気体」とは他の気体などとの反応しにくい気体のことです。
他の気体と反応しないということは、火をつけても燃焼しませんし、別の有毒な気体に代わるということもないため、
大量の石油を運搬する際にタンクの中にアルゴンガスを充てんさせて火が付いたり爆発したりするのを防ぐ目的でも使用される気体です。
よって「可燃性」ではありません。
今では住宅サッシに多く採用され、目視ではわかりませんが、性能を向上させるのに使用されています。
言われないと気付かないですが、ガス入りか無しではお値段が違います。
Low-E複層ガラスで中空層にアルゴンガスを封入することで断熱性能をさらに向上させたものがアルゴン入りLow-E複層ガラスです。
熱伝導率W/(㎡K) 熱伝導率の値が低いほど熱が伝わりにくいです。
他のものと比較すると、次のような数値になります。
空気 0.024
アルゴンガス 0.016
ガラス 1.0
ステンレス 16
アルミニウム 236
木材 0.1~0.2
いかがでしょうか?
もし、新築でもリフォームでもサッシをご検討される方は知識として知っておくのも良いでしょう。
原子番号周期表の暗記 水兵りーべ僕の船を思い出しますね。
ちなみにアルゴンArは18番目です。